まじめの罠

勝間和代著の標記の本を読んだ。
まじめ=善というこれまでの固定概念が覆された思い。
著者の主張を自分なりに解釈したところ、まじめな人は
1. 与えられた課題、現在の環境が絶対に正しいと思い込み、組織、ひいては社会の改善に役立たない
2. 与えられた課題にまじめに取り組むものの成果が出ない場合、被害妄想にとらわれ、周囲に憎悪を抱く
3. 人生で損をする可能性がある
というデメリットを潜在的に有している。

まじめ=盲目的に、効率向上を考えずにただ取り組む
といった側面があることに気付かされた。

こういった人間が生まれるのは
・自分で考え判断するというリスクを避けるため、上位の人間は絶対に正しいと思い込み、その指示に従いたいという逃げの意識
が根底にあるとのこと。他にも要因をあげていたが、これが一番腑に落ちた。

そしてまじめな人間がそのままでいてしまうのは
a:指示に従って自分の思い通りの人生にならない場合、その指示に責任を押しつけ、指示を待ってしまった自分を反省しPDCAをまわさない
b:価値観に多様性や批判的思考、客観的思考がない
c:自分の能力を過信している
とのことがあると理解した。(著作の転載ではないのであしからず。)

上記は全て自分に当てはまる事がある。目から鱗が落ちる思い。
今後は、
・すべての事象に当事者意識を持ち思考を他の人間に任せない
・自分の思考が固まらないように多くの本を読み人と話す
ということを心がけたい

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2013/1/19